ようこそWelcome

地球上のあらゆる生き物は、ゲノムDNA(一部はゲノムRNA)を持ち、 その塩基配列は、 4種類の塩基(A,G,C,TまたはU)が一列に並んだ文字列に見立てることができます。 そして、そこには、 生き物の設計図の情報と生き物が辿った進化の情報が刻み込まれています。 このような特性により、ゲノムの塩基配列は、 地球上のあらゆる生き物の性質を測り、 互いに比べることができる唯一の物差しになります。 例えば、ヒトと大腸菌を姿形や生活環で比べることは難しいですが、 ゲノムの塩基配列で比べることは比較的容易です。

このようなゲノムの塩基配列の比較を通して、 生き物ごとに観察される生命の多様な性質や あらゆる生き物に観察される生命の普遍的な性質を明らかにすることができます。 ところが、その塩基配列は、 4種類の塩基がデタラメに並んでいるようにしか見えません。 矢田研究室では、生命科学と情報科学の最先端の知見や技術を駆使して、 ゲノムに刻まれた生命の設計図の情報を読み解き、 その情報が長い進化の歴史の中でどのように書き変わってきたかを明らかにすることで、 「生命とは何か」を考えています。

お知らせWhat's New