九州工業大学 合成生物工学研究センター Synthetic Biology Research Center, Kyushu Institute of Technology

Outsource

センターでは、学術連携にとどまらず、産業界との接続を実現する社会実装システムの構築を目指す。そのため、本センターの技術を本学発ベンチャー企業であるKyutech ARISEを通じて発信し、技術コンサルティングや共同開発を推進する。また、産業界のニーズに対応した技術移転モデルを確立し、本学機器分析センターとの協働による共同利用型分析サービスの提供や、教員と技術職員が協働して運営する技術提供プラットフォームの設立を検討する。これにより、研究成果の社会実装を持続的に支える新たな大学発イノベーションモデルを創出する予定です。

シロイヌナズナの形質転換体

第一段階として、モデル植物であるシロイヌナズナを用いた形質転換体作製支援を開始します。

多くの研究機関でシロイヌナズナの形質転換実験が行われていますが、形質転換体の作製には、植物の継続的な栽培管理、Floral dip処理、形質転換体の選抜、採種など、多くの時間と労力を必要とします。

花田研究室では、日常的に多数のシロイヌナズナ形質転換体を作製しており、植物の栽培および形質転換を専門的に担当する技術職員を配置しています。これまでに、1,000種類以上の形質転換体を作製してきた実績があります。

この技術と実績を他の研究者の皆様にも活用していただくため、バイナリーベクターを送付いただき、シロイヌナズナ形質転換体を作製する受託研究サービスを開始しました。

行程説明

バイナリーベクター(50ng/μl以上を10μl以上)を提供してください。基本的には、アグロバクテリアがカナマイシン耐性で、植物はハイグロマイシン耐性あるいはバスタ耐性でお願いします

こちらでは、バイナリーベクターのアグロバクテリウムへの導入→ シロイヌナズナの栽培→ Floral dip法による形質転換→ T1種子の回収→ T1形質転換体の選抜→ 選抜したT1植物の育成→ T2種子の作製および回収

原則として、独立したT1形質転換体に由来する10系統以上のT2種子を成果物として返送します。

料金

バイナリーベクター1種類につき、80,000円です。
10種類以上を一度に申し込むときは、50,000円/ベクターです。

送料は、送付する方にお支払いをお願いします。ベクターは返却しません

形質転換処理および成果物について

本サービスでは、原則として2回に分け、合計6植物体を用いてFloral dip処理を行います。(一回目で10系統以上のT2種子を得られた場合は2回目を実施しません)

ベクターの構造、導入遺伝子の性質、選抜マーカー、植物への影響などにより、形質転換効率が低下する場合があります。そのため、まれに10系統以上の独立した形質転換体を取得できない場合があります。規定のFloral dip処理および選抜を実施したにもかかわらず、取得できた形質転換体が10系統未満であった場合は、取得できた系統のT2種子を返送します。この場合も、規定の作製工程を実施しているため、原則として所定の料金を申し受けます。

納期

バイナリーベクターの受領後、T2種子の返送までの期間は、通常3~4か月程度です。ただし、植物の生育状況、形質転換効率、選抜条件、導入遺伝子による生育への影響などにより、納期が前後する場合があります。ただ、ベクターによっては、10系統以上の形質転換体が作れない場合がまれにあります。

依頼のリンク先

質問がある場合は、こちらにメールでお願いします